| E.S.P WARS |
| 超能力者と超能力を描いた映画を 何故か、取り上げてみたりして・・・ 超能力物好きなんです (^-^;)>" |
| キャリー | フューリー | スキャナーズ | シャイニング |
| フェノミナ | デッド・ゾーン | 炎の少女 チャーリー | 帝都大戦 |
| クロス・ファイア | マイノリティ・リポート |
| 感想 |
超能力物だ。「キャリー」ではサイコキネシスと、パイロキネシスを中心にしてはいたけど、 ストーリー的には、キングのホラー性に引かれ過ぎて、ホラー映画の様になってしまったが、 この作品では、純粋に超能力と超能力者の悲哀を描いている。主演はカーク・ダグラスだが、 実際には少女の超能力者を演じたエイミー・アービング(S・スピルバーグ夫人だったよね)が主役だね。 アービング扮する少女は過去見の能力を持ってて、ある場所で起きたことを見ることができるのだが、 ここのところの描写がいいんだなー。少女を中心に場面がさーっと変わるあの手法。あれは見事だった。 今見ればそれ程でもないかもしれないけど、当時高校生くらいだった私は、はっとしました。 こう、回りこみでさーっと音もなく過去のその場所に変わるのよ。むむっやるなこの監督とか 思ったりして・・・(笑)。 怒りによって超能力がより強く発現するので、このタイトルなんだけど父親との確執から怒りをもとに サイコキネシスを振るい、自分を騙して怪物の様にしてしまった者達に復讐しようとする青年の精神に 少女が同化して、青年が神経が高ぶってる時にものを爪でかりりと引っ掻く癖を何時の間にか 真似てるシーンは仲々ぞくぞくさせる。 はっきり言って「キャリー」よりこっちの方が超能力を描いたものとしては出来がいいと思うな。 もちろん、全身の穴から血を噴出して昏倒する女性とか、血塗れでぶんぶん振りまわされる男とか、 そういう刺激的なシーンが好きな人の為のサービスも忘れて無いっす。デ・パルマははっきり言って 初めの頃(例えば「殺しのドレス」とか、「ボディ・ダブル」とかはさして好きではなかったけどこれだけは 結構好きなんだな。勿論、「アンタッチャブル」以降の彼は好きですが。 |
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「ビデオドローム」とかあるが、一般にも認知される作品を撮ったのはこれが最初だべ。 やはりマニアはマニアを知るとでも言おうか・・・その映像や演出のゲテゲテ度、キワモノ度は置いといて 正に、いままで、我々が抱いてきた超能力ものはこれだあ!という出来である。 超能力者を描いてきたものは、今までちょっとはあったが、納得のいく描かれ方はしてなかった。 そこへ、この作品だ。多少のグロさは我慢して、正に超能力者同士の戦いを実写で観れるのは ESP好きとしては、応えられません(^o^) //グロいシーンばかりじゃないので、興味ある人は観るべし。 荒木飛呂彦の「バオー来訪者」の表現の一部はこれにインスパイアされてると思う。 |
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もうホント・・・原作読んだら泣きますよ〜・・・キングの作品で泣くのはこれと、「ファイア・スターター」 のみじゃないかな?いつもながらのバラバラに登場する人物達が、次第にひとつの事に向かって 収束していく描写は見事のひとことに尽きる。ある日突然・・・超能力が身についたら? 嬉しい?・・・しかも、プレコグニションとポストコグニションのみ。そうだなあ・・・宝くじでも当て放題? しかし、この物語の主役ジョニー・スミス(ジョニー・スミスですよ!ああた・・・これって誰でも無い人って のと同じよーな名前・・・鈴木太郎とかそんな平凡な名前を持つ主人公なんですよ!)は、恋人と会った 帰り道、交通事故に逢い・・・8年もの間意識を回復しない・・・。しかも、遂に目覚めた彼は事故の 後遺症により、足は思うように動かず、恋人は既に他の男と結婚してしまっていた。 そして・・・欲してもいない予知能力を身につけていたのだ。初めは、興味本位で寄って来た人々も 自らの事を予知される事を恐れ、彼を避け始める。更には、彼の能力にすがりたい見知らぬ人々から 助けを求める手紙が大量に届く毎日・・・。その為・・・彼は隠れ住むようになる。 しかし、残酷な運命は彼を放って等おかないのだ。誰も気付かない、恐ろしい破滅を予知した彼は 誰にも知られる事なく・・彼だけが知っている事の為にある行動に出る。果たして・・・ 誰も知る事が無い、自分がそれをしなければならない・・・自分しか出来ない事の為に・・・ 私達の誰が、彼と同じ行動を取れるだろうか? ああ・・・映画の話だった・・・監督は、デビッド・クローネンバーグ・・・彼が作った中では唯一 ゲテゲテじゃない(ちっとはあるけど)作品で、大胆なカットはあるものの、ほぼ原作に忠実である。 ジョニー・スミスにはクリストファー・ウォーケン・・・えーっ?!と思いましたよ、私も・・・。 でも、観て見たらこれがなんともぴったり!しかも、笑うとホントに切ない位可愛いのダ・・・この時の ウォーケンは・・・。単館公開だったけど、観に行きましたとも。そして、原作と相俟ってそりゃあもう 泣きました・・・。確かに原作と比べると時間的制約もあってじっくりとした、収束は無いが、これだけ 観てもよく出来ているのは間違い無い。意外とマニア以外の間でスポットが当らないのは勿体無い 作品です。レンタルにあったら観よう。DVDも安いよ。 |
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あの「コマンドー」を撮ったマーク・L・レスターが作ったとは思えない出来。 (ちなみに「小さな恋のメロディ」や「オリバー」のマーク・レスターとはなんの関係もない人だす・・笑) スティーブン・キングの原作「ファイア・スターター」を読んだ人ならみんな許せない出来なんだな。 いくら映画と原作は違うっつってもこれはいけません。一番の失敗の原因はキャスティングにある。 いや、いいのよ・・・・ドリュー・バリモアも、ジョージ・C・スコットもマーティン・シーンもいいのよ。 みんな上手いの・・・。でも、ヒロインのチャーリーは痩せててすらっとしたちょっと暗い感じの娘なの。 ドリュー・バリモアは小さ過ぎるし、ふっくらし過ぎだし、まったく陰がない・・・ああ、なんてこったい。 あんな健康優良児みたいな娘が超能力者だと言われてもなー・・・無理があるよ。しかも、物語上 大変重要な登場人物であるレインバード役にジョージ・C・スコット・・・いや、彼は素晴らしい名優です。 この役もあと15年若かったらなんも言わないし、ぴったりのはまり役だったと思うが、なにせ、もうこれを 演った時は年寄りすぎた。まあ、マーティン・シーンはわりと良かったが・・・・やはりイメージ通りの 役者を捜すのって難しいよなー。 あ・・・それから・・・邦題があまりにひどいよね。原題のままでいいのに・・・。 でも、この作品の不出来の原因は他にもある。まあ、キングの原作(しかも、邦訳で文庫本2冊分)を 完全に映画化するのは至難の技だから、多少は仕方ないがチャーリーの両親の描写が結構大事 なのに、はしょられてたり、レインバードとの交流にいまひとつ時間を割けなかった為、ラストに到る サスペンスが殆ど蔑ろにされてたと言わざるを得ない。しかも、ラストは只のアクション映画だし・・・。 それに、最もひどいのが特撮・・・なんなのあの火球は・・・しかもピアノ線を走らせてるよーな 見た目は・・・。そりや確かにパイロキネシスに完全に目覚めたチャーリーが火の塊を一気に放出する シーンはあるけどさ・・・ありゃないでしょ? はあ・・いかんいかん、どんな映画にもいいところがある筈だった。えーと・・・・・・・・・と・・・いや・・・ と、兎に角原作はすっごく面白い!本当にこれは読んどかないと損よ・・・。 ところで、私は密かに、 荒木飛呂彦の「バオー来訪者」はこの「ファイア・スターター」に影響されたところが かなりあるとみている。両方読んでみっと判る筈。 |
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でもあったし・・・。原作はスティーブン・キング。ブサイクでダメダメな少女が、狂信的な母親のせいも あって抑圧され、苛められつづけて・・・とうとう隠し持ってた超能力を爆発させて、皆殺し〜の破壊〜 の・・・という作品。流石にデ・パルマは超能力が好きらしく、超能力描写はそこそこ良い。 まー・・・キャリー役のシシー・スペイセクがまた普段でもブキミなんで当り役かも・・・(^^;;; ちなみに、ずーーっと後年、せんでもいいのに続編「キャリー2」が作られ、思いっきり駄作に 仕上げてしまったというオチも付いたしな。折角前作で助かったエイミー・アーヴィングはあんな事に。 |
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と父親のふたつの物語が平行して進み、次第に収束していくというキングお得意の手法だが、 なんたって映画の方の監督はスタンリー・キューブリックだもの・・・(^^;;; 原作と同じになんて なるわきゃないのダ。映画は父親が次第にホテルの亡霊たちにとり憑かれていき、狂気に走る様子を 主眼に描かれているので、正確には超能力ものでは無くなっているのだ。 キングもそれが気に入らなかったらしく、後年テレフィーチャーみたいな形で作り直している。 しかし、まあ、これも映画としては結構面白い。オープニングのワルプルギスの夜が利いてるし・・・ 奥さん役のシェリー・デュバルの恐怖演技が笑っちゃう位絶品だ(^o^) |
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みると・・・ジェニファー・コネリー扮する少女の持ってる力は虫と交信できるものなんだな。 でも、確かにラストでそのおかげで助かるんだけど・・・?いや・・・ストーリーに確かに虫が 関係してるんだけど・・・・?その能力がある必然性はあったのでしょうか? (^-^;)>" でも、ジェニファーがすっごく可愛いからいいか・・・(笑) しかし、さすがダリオ・アルジェント・・・面白ければなんでもいいのね。(*^。^*) |
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が(そもそも・・・実相寺に30分以上の作品撮らせちゃダメだってばσ(^◇^;) ・・・これは、焦点を 加藤と加藤昌也演じる超能力者同士の戦いに置いた事によって、非常に締りがあって観易い作品に なった。加藤昌也は演技はからっ下手だが、無言で超能力シーンを演らせたら、仲々のものである。 これが、映画初演出というこの監督もビギナーズラック的に良かった(^o^) 大した内容じゃないけど、気楽に観るのには仲々楽しめる映画です。クリーチャーをS・マッドジョージ がやってるしのう・・・。 |
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漫画ではよく見かけても、映画となると仲々見れなかった超能力シーンを見事に映像化してくれた というだけでも、一見の価値がある。ヒロインの矢田亜紀子もお嬢様風な雰囲気が多少そぐわないが この作品中では、それもまた味とも言える。永島敏行の役はちょっと迫力不足でいまいちだが、 それを除けば非常に出来が良いと言っていいと思う。SFに桃井かおりが出てるっつーのも意外性が あって良いし、リアリティを感じるところだ。ただ、平成ガメラの特技監督が特撮やってるせいで かっこいいんだけど・・・ガメラのプラズマ火球に見えるのはご愛嬌? |