THE MAGIC SWORD
1961年 （米）
製作・監督
原案・特撮/バート・Ｉ・ゴードン
出演/バジル・ラズボーン
ゲイリー・ロックウッド
LA FRECCIA D'ORO
1963年 （伊）
監督/アンソニー・ドーソン
出演/タブ・ハンター
ロッサナ・ポデスタ |
昔から、ファンタジー映画って結構あったんだよね。昔の作品で記憶に残っている
ファンタジー映画と言えば、この二本かなー・・。
しかし、実はストーリー的にはさっぱり思い出せない（笑）。
「黄金の矢」は当時はよくあった、アラビア風な舞台で魔法の矢を巡って善悪入り乱れてのちょっと
コミカルな映画だったっけ・・・。
当時はアラビアンナイト風のお話は「シンドバット」シリーズを初めとして色々作られてたのよね。
魔法の剣はその名の通り、魔法の剣を巡るお話だったと思う。
２本とも結構好きで再放送の度に観てたっけ。ビデオとかで出るかどっかでせめて再放送してくれないかな・・・。
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ＥＸＣＡＬＩＢＵＲ
1981年
監督/ジョン・ブアマン
出演/ナイジェル・テリー
ヘレン・ミレン
ニコル・ウィリアムソン
ニコラス・クレイ
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この映画はほんとにお気に入りの上位にランクする作品。
テレビの深夜番組で紹介されてたのをたまたま見て、なんかピピッとくるものがあった。
映画に関してはこのピピッが私の場合結構当たる。その勘を信じて藤沢までわざわざ観に行ったら・・・・
当たったねー。元々映像では剣と魔法の世界はすごく好きだったんで期待はある程度してたけど、
この映画は期待を遥かに上回る出来。
おかげで監督のジョン・ブアマンのファンにもなってしまった。
言わずと知れた「アーサー王伝説」を題材に取ってる作品だけど作風は他のブアマンの作品を観ればわかるが、
自己の内面を掘り下げる自己探求の映画だ。だから、単純に剣と魔法の話を求める人には違和感のある
映画だろう。勿論、それだけを主に観ても楽しめるが、ここはひとつ、他のブアマン作品を同時に観る事を
お勧めします。特に「エクソシスト２」は必見。
そこここに、観念的な映像が配されてるので、一見分かりずらいけどじっくり観てるとその世界観に
引き込まれること請け合い。 主演に映画界では無名の、舞台俳優ナイジェル･テリーを配したのもよかった。
若き日のアーサーから、年老いたアーサー王までを演じているが、その次第に王としての風格を身に付けてゆく様が
リアルに描かれていく。英語の発音がまたいいんだよねー。特撮自体はさほど大した事ないんだけど、
それがまた却って味を出してるし、魔法のシーンも殆ど特撮らしいものは使われてない。
でも、それこそがこの映画の持ち味だと思う。実の所この時こんなに圧倒される映画に出会ったのは、
すごく久し振りだったので、上映が終わった後も暫く席を立ち上れなかったのだ。言葉の上の事じゃなく
本当に・・・・。其れ以来、この作品は私の大切な一本になった。
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Dream Child |
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Ｆａｉｒｙ ｔａｌｅ
1997年
監督/
チャールズ・スターリッジ
出演/フローレンス・ハース
エリザベス・アール
ピーター・オトゥール
ハ-ヴェイ・カイテル
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シャーロック・ホームズで有名なサー･アーサー・コナン・ドイルが生きた時代、「コティングリー妖精事件」
というものがあった。
この映画は、その事件を題材にした物語だ。いい意味で事実を曲げて解釈した、美しいファンタジーに
仕上がっている。
1917年イギリスで、フランシスとエルシーという二人の少女が森の中で妖精を見、しかも、写真まで撮った。
当初合成だろうと思われたこの妖精写真は鑑定の結果、本物だと言う事になりコナン・ドイルや
稀代のマジシャンハリー・フーディニを巻き込んで大論争を呼ぶ。
兎に角、
二人の少女に扮したフロレンス・ハースとエリザベス・アールがいいんだなー。可愛いのは勿論、なんか当時の
イギリスの純粋で素直な少女達を好演してるし、この二人が言うのなら本当なんじゃないかと思わせる。
しかも、その二人の好演に加えてドイルに扮する名優ピーター・オトゥール（ドイルには全然似てないが・・・笑
・・彼はあんなに痩せてない）、そして性格俳優として近頃ますますその実力を見せ付けるフーディニ役の
ハーヴェイ・カイテルが脇をしっかり固めてファンタジックな内容となれば、はずれる方が難しいんでないかい？
ラストに少女の一人の父親役でこの映画の製作も買って出たある有名俳優がカメオ出演してるのも楽しい。
ところで、先に事実を曲げてと書いたのは、後年になって、少女の一人が、「あれは妖精の絵を使った
トリック写真だった」と告白したからだ。
この作品中では、あれは事実で、実際に妖精は居たのだという感じの結末を付けているが、はたして真相は
どうだったのだろう？
私は、なんとなく少女たちはあまりの騒ぎの大きさに嘘だったと言った方が楽だったと思ったのではないだろうか？
・・・・・と、感じているんだけど・・・
現にその発表を聞いたもう一人は「何故そんな嘘を言うのか・・・」と語ったと言うし、私は本当になにかを見たんじゃ
ないかと思ってるんだけどなー・・・。
とにかく、話の真偽はどうあれ、あんな素敵な森の中には、きっと何かが居るって思いたくなる映画です。
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