ほとんどが無名のメンバー
結  成
1968年、ヤードバーズ最後のギタリスト『ジミー・ペイジ』を中心に作られたスーパーロックグループ。彼以外は、ほとんどが無名のメンバーであった。改めて紹介するまでもないわけですが・・・
  • ロバート・プラント(vo)
  • ジミー・ペイジ(g)
  • ジョン・ボーナム(ds)
  • ジョン・ポール・ジョーンズ(b,key)
       ピクチャーレコード
 
Led ZeppeLin
レッド・ツェッペリンが結成後30年を過ぎた今、惜しまれながら解散した今でも、存在感があるのは、ヤードバース、クリームが作り上げてきたロックをハードロックという概念で見事に集大成させたことにあるだろう。

また、ハードロック確立のもう一方の覇者として
ディープ・パープルの存在
があることも付け加えておきたい。
しかし、ツェッペリンとディープパープルの目指した音楽性には明らかな違いがその音から感じられる。
ハードながら、繊細で計算し尽くされたサウンドのツェッペリンとハード、ヘビイ、スピード、哀愁を感じさせてくれたディープパープルという違いがあるのではないだろうかと思う。
その後に生まれた数多くのHRグループが彼らを意識してとして発生してきたとも言えるだろう。

 
歴史に残る名曲の数々
LEDZEPPELINファーストアルバム。『LED ZEPPELIN』
『Led ZeppeLinT』は、ファーストながら完成度の高い作品に仕上がっている。
特に、ボーカルのロバートプラントの声は、これまでのボーカリストのイメージを一新するものであった。シャウト型・絶叫型ボーカルの元祖である。ツェッペリンの音楽の中で、ロバートプラントの声は、楽器の一部のような存在であった。
また、ジミーページのヘビーなギターソロとアコースティックギターのマッチングがすばらしい。

セカンドアルバム『Led ZeppeLinII』
ロック史に残る名作。ツエツペリンの名前を不動のものとした。『Led ZeppeLinT』に対して、批判的であった人でさえ、ツェッペリンの異質性やすばらしさを認めずにはいられないアルバムであった。
2作目の1曲目『胸いっぱいの愛を』は、ツェッペリンを代表する曲であり、最もツェッペリンらしい曲と言える。
そして、このアルバムは、かの大英帝国に君臨してきたビートルズの『アビーロード』を押しのけ、全英第一位となった意味でも意義深いアルバムであり、彼らの名声の第一歩をしるしたアルバムである。

2曲目の『強き2人の愛』は、ソフトな出だしのロバートプラントの声と中程で聞かれるジミ−ページのアドリブが絶妙である。 4曲目の『サンキュー』は、HRとは異なるツェッペリンのもう一つの顔である。
どのアルバムにもこのようなアコースティックな響きが盛り込まれていることがツェッペリンのアルバムが聞くものをあきさせない要素であり、他のHRグループとの違いでもある。

5曲目は『ハートブレーカー』、重いリフ、全てのリズムが止まった中でのジミーページのアドリブは、これぞツェッペリン、ジミー・ページという勢いを感じさせてくれる曲である。
また、5曲目から6曲目の『リビング・ラヴィング・メイド』に変わる絶妙な間も最高である。 7曲目では、再びアコスティックな音を聞かせてくれる。
8曲目の『モビーディック』のドラムソロは、ジョン・ボーナムなくしてツェッペリンはありえなかったことを教えてくれる。事実、彼の死によって、ツェッペリンは、いさぎよく幕をおろした。

新しい領域へと踏み出した ツェッペリン
1970年発売 サードアルバム『Led ZeppeLin III
サードアルバム『Led ZeppeLinV』の1曲目「移民の歌」を聞いたとき、70年代当時、ツェッペリンが、新しい領域へと踏み出したことを感じた。 プログレとも異なる精神的・幻想の世界への誘い・・・・。
メロトロンなどの新しい楽器(?)などをとりいれたこともこのアルバムが他のアルバムとイメージが異なるゆえんである。
2曲目の『フレンズ』では、1曲目に続く幻想の世界を感じさせ、これらの曲が、その後の『天国への階段』へと続いていったように思えてならない。
3曲目の『祭典の日』は、ビートルズを思わせるメロディの展開、およそジミーページらしくないギターワークがおもしろい。やはり、ブリティッシュロックなのか・・・・?
4曲目の『貴方を愛しつづけて』は、Web Editorお薦めのLedZeppelinの最高傑作である。

ロバートプラント、ジミーページの絡み、歌い上げるプラント、ページの泣きのギターソロは、圧巻である。但し、あくまでHRはハードにという方、ブルースに興味ない方には、あまりお薦めの曲ではないと思う。5曲目の『アウト・オン・タイルズ』では、プラントの歌とページのギターが、互いにからみ合う曲。

ツェッペリン独自の世界を見事に演出
『Led ZeppeLin IV』

このころにはツェッペリン独自の世界を見事に演出していた。一曲目の「ブラック・ドック」、2曲目「ロックン・ロール」は、HRとしての彼らの本領発揮であった。また多くの人々を魅了した。。
3曲目の「限りない戦い」から「天国への階段」は、ツェッペリンの作り出した幻想的で神秘的なイメージの世界が展開されていく。この流れが、5枚目のアルバム『聖なる館』へとひきつがれていったように思える。
そして、5曲目「MISTY MOUNTAIN HOP」では、得意の重たいリフとリズムが繰り返される。
7曲目の「GOING TO CALIFORNIA」では、ウエストコースト風のアコースティックサウンドがおもしろい。
しかし、なぜ、このアコースティック・サウンドで終わらなければならなかったのだろうか。

1973年発売の『聖なる館』

5枚目になるこのアルバムに私は、特別の印象をもちあわせていない。
それは、ツェッペリンにしては、あまりにもアコースティックな印象を感じてしまったから。
4作目の疑問が的中したような気がした。
しかし、天国の階段の延長線上にあるとも思える2曲目の「THE RAIN SONG」は、今聞くとよいと思える。 また、7曲目の「NO QUARTER」の水中をイメージさせる神秘性もよいと思えるが・・・・評価は疑問である。

DVD「レッド・ツェッペリン 狂熱のライブ」(1976年制作 136分)
最近、DVD盤で「レッド・ツェッペリン 狂熱のライブ」が発売されている。
最初のオープニングシーンは、ギャングらしき男たちの発砲シーンなどが続き、これがツェッペリンとどう関係があるのかと疑問をいだかせてしまうが、しばらく我慢して見ているとロックンロールやブラックドック、貴方を愛し続けて、ノー・クォーター、永遠の詩、天国への会談、モビーディックなど このページで紹介している曲と演奏シーンが次々と繰り広げられる。

選曲的には、ツェッペリンのベスト盤的であり、ツェッペリンの名曲とされている曲のほとんどが収録されている点では、お買い得なDVDかもれない。
また、最近では4800円、3800円というDVDの価格相場で2000円台のDVDは、かなり良心的な値段だとも思う。
しかし、DVDで見る限り、個人的には、ツェッペリンの演奏にはアルバムほどの計算し尽くされた緻密さ・繊細さは見られず、むしろ荒削りさばかりが感じられてしまった。(ライブとはそんなものと言ってしまえば、それまでだが・・・・)
ジミ・ーページのギターもかなりうまいと感じるし、冴え渡ってはいるものの、これ見よがしのインプロヴィゼーションもどうかなと思う。70年代にツェッペリンのライブ演奏シーンを見ていない管理人には、涙もののDVDではあるが、多少がっかりした。

しかし、70年代のアメリカを熱狂させた長期にわたるライブツアーなどもきっとこんな風だったのだろうと思う。私は、ツェッペリンは、CDやLPのアルバムで楽しみたいと つい、思ってしまった。
しかし、ツェッペリンは、ツェッペリンであり、それ以降、彼らの創り出したサウンドを越えるアーティストも出てこなかったことは、やはり、ツェッペリンは偉大なるHRバンドであるとを証明しているのだろう。
あのポリシーとコンテンツ、サウンドは、以後 ついに 引き継がれなかった・・・・・『貴方を愛しつづけて』
  
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